RISE with SAPに移行する
お客様のモダナイゼーションを
キンドリルのマネージドサービスで支援
SAPシステムのクラウド化を多数経験してきたキンドリル
私たちKyndryl(以下 キンドリル)は2021年、IBMのインフラストラクチャーサービス部門から独立する形で設立されました。私たちはSAP社とパートナーシップを締結しており、IBM時代から築き上げてきた、SAPシステムのコンサルティングから運用保守までのノウハウを元に、製品を含め多くのデリバリ実績を持つほか、さまざまなサービスを提供しています。例えば250社以上のSAPシステムをクラウドで稼働させた実績や、SAPシステムを利用する1,000社以上を支援しています。
今回は、7月に発表したRISE with SAPに移行するお客様の、モダナイゼーションを推進する新たなサービスについて、そして私たちがサポートするERPシステムからSAP S/4HANAへの移行について、紹介いたします。
SAP社との戦略的アライアンスを拡大しRISE with SAPへの移行サービスを開始
キンドリルは2024年7月、クラウドへの移行を加速させるためにRISE with SAPを採用し、SAP社との戦略的アライアンスを拡大したこと、そしてRISE with SAP実装パートナーとして認定されたことを発表しました。
これまでにも、SAP社の大手顧客に対し、エンタープライズシステムを運用するためのインフラストラクチャーと、マネージドサービスを提供してきました。この専門知識を活かし、RISE with SAPのサービスを提供するパートナーとしてのケイパビリティを拡大、お客様がクラウド変革を容易に実現できるよう、エンドツーエンドのサービスを、さらに拡大し提供いたします。
新たなサービスは、S/4HANA Cloudへの移行をSAP社が推奨する方法論SAP Activateと、SAP S/4HANA導入フレームワークに基づいた支援と実装でサポートし、これに加えてマネージドサービスまで含むフルスイートのサービスとして提供するものです。
私たちはRISE with SAPを通じてモダナイゼーションサービスを拡大し、マネージドサービスプロバイダーとしての豊富なコンサルティングの専門知識を活かすとともに、これに加えてRISE with SAPユーザとして独自に得た経験を活用し、企業のクラウド変革をシンプルに行える体制を持って、本サービスを提供いたします。
本サービスには、私たちのSAPシステムに関する専門知識を最大限に活用した、サービスが含まれています。まず移行と変革です。私たちはお客様と協力し、SAPシステムの最適化と効率性の向上を目指すための、独自のロードマップを作成。SAP Activateや高度なデータ変換ツール、自動化機能を活用し、RISE with SAPへの移行をサポートいたします。使用するキンドリル独自の包括的なツールは、アジャイルなプログラム管理ツールと統合されているため、移行の効率化とダウンタイムの最小化を実現します。
つぎにデータインサイトや分析、AIの活用です。私たちはSAPデータの活用にAIおよび生成AIおよびを活用し、データの価値を最大限に高めます。分析の専門知識を持つキンドリルは、S/4HANA Cloudによるモダナイゼーションのあいだ、そしてその後に、データの関連性やコンテキストを用いたインサイトを提供します。
その他にもアプリケーションの開発や、SAP BTPを活用したアプリケーション及びデータ統合サービスを提供するなど、RISE with SAPへの移行におけるトータルなサポートを実現しました。
SAP S/4HANAへの移行をワンストップで支援するマネージドサービス
キンドリルの大きな特徴は、SAPシステムだけにとどまらない点です。これこそがキンドリルのマネージドサービスであり、SAPシステムの移行や運用はもちろん、周辺ツールの移行・運用、そしてインフラについても、すべてお任せいただけます。
私たちはこうしたマネージドサービスこそ、いわゆる2027年問題の解決を早期に、かつ安心してお任せいただけるサービスだと確信しています。それは、すべてをお任せいただけるからこそベンダー選びに困ることなく、ワンストップでSAP S/4HANAへの移行を実現できるからに他なりません。
ここでキンドリルのマネージドサービスが、どのような分野をサポートするのか、紹介いたします。まず移行プロジェクトの最初に行うのが、ガバナンスの整備やアプリケーションの確認、整備です。続いて行うビジネスプロセスの最適化においては、継続的な最適化を支援いたします。こうした準備を経てSAP S/4HANAへの移行へと進みますが、このとき関連する周辺アプリケーションについても、私たちにお任せいただけます。そして移行後の運用支援はもちろん、SAP S/4HANAを最大限に活用するために、データインテグレーションやSAP BTBの活用、AIを利用したデータ活用なども支援。このほかセキュリティに関するサポートや、事業継続に必須といえるレジリエンシーサービスもサポート可能です。
またこれ以外にも、SAP PI/POやSAP BWへの移行を支援するSAP BTBマイグレーションファクトリーなどを用意しており、まさにフルマネージドサービスとして、幅広い支援をお約束します。
RISE with SAPの導入支援で2027年問題を迅速な解決に導く
キンドリルはRISE with SAPへの移行を支援することこそ、複雑なデジタルトランスフォーメーションの課題を解決し、モダナイゼーションを推進する近道だと考えています。私たちは得意とするマネージドサービスにより、ワンストップかつ迅速なRISE with SAPへの移行を支援することで、間近に迫る2027年問題をも解決いたします。
また近い将来、SAPアプリケーションを管理するための運用プラットフォームを提供する、キンドリルブリッジの提供を予定しています。これはSAPシステムを含めた画面監視なポータルであり、コアとなるERP以外についても、容易な管理を実現するサービスです。
2027年まで、もはや残された時間は多くありません。いま2027年問題への対応にお悩みであれば、ぜひキンドリルにご相談ください、フルマネージドサービスでトータルな支援をお約束いたします。