・デロイトツが進める企業の成長をより加速させるboost RISE with SAP
・化学企業向けソリューションConvergence CoreでDXとクラウド化を実現
・標準化・データ利活用・経営分析高度化・業務効率化・決算早期化を実現
企業の成長を加速させるboost RISE with SAPの中心となる
中堅化学企業向けソリューション「Convergence Core」で
迅速なレガシーシステムからの脱却とDX・クラウド化を実現
企業の成長を加速させるためデロイトが推し進めるboost RISE with SAP
テクノロジーに力を入れているデロイトは、グローバルにおいてSAPナンバーワンパートナーであり、アナリティクス分野やビジネスプラットフォーム、インフラやクラウドにおいて、トップランナーとして企業の支援を行っています。
こうした中、デロイトが提唱するKinetic Enterpriseというアプローチを用い、SAPとともに推進しているのが「RISE with SAP」です。Kinetic Enterpriseとは惰性的な企業運営から脱却し、VUCA時代のビジネス環境で前進するためのビジョンと機敏さを備える理想的な企業のアプローチを表現しています。そして、その中核を担うのが「boost RISE with SAP」、RISE with SAPに対し、デロイトの持つ多くのノウハウや技術を付加価値として加えたソリューションです。
boost RISE with SAPは、企業の現在価値をより高めるためのソリューションの総称で、そのつとして、グローバルに展開する弊社関税チームと税理士法人がタッグを組んだソリューション「Global Trade Optimization(GTO)」を提供しています。
GTOは製造業において活用が進んでいない「FTA」を最大限に活かせる、いわば関税ソリューションです。活用できるFTAの選定や、原産国判定業務の自動化などの機能を備えており、FTPによるリスクを減らしつつ、貿易関税コストの最小化を実現、関税による効果を最大限に享受できます。
レガシーからの脱却とDXをクイックに実現できる中堅企業向けソリューションConvergence Core
今回は、新たに提供を始める、boost RISE with SAPの中で中心ともいえソリューション「Convergence Core」を紹介します。
デロイト トーマツ グループでは2025年の崖に向け、DXを進めようと努力を続ける日本企業について、いま置かれている状況を整理しました。そこでわかったのは、新しい技術が登場しても、導入や検討が行えるITソリューション人材が居ないという課題です。また現在グローバルで盛んに行われているクラウドへの移行も、日本企業はスピーディに行えていないという点や、レガシーシステムのブラックボックス化により、保有データの利活用が出来ないなど、多く問題がありました。
また、デロイト トーマツ グループが多くのエンタープライズへ経営基盤の導入を進める中で、こうした状況から全ての要望に答えられないというジレンマに直面したこともあります。
私たちは、これらの問題解決にはレガシーシステムからの脱却というパラダイムシフトが必要と考えました。
これを実現するのが、日本企業における様々な問題を改善・解決し、いち早くDXを進めるためのソリューションConvergence Coreです。
Convergence Coreは中堅化学企業・製造業向けSaaS型S/4HANA Cloudソリューションであり、RISE with SAPの中心であるS/4HANA Cloudを中心としたクラウドソリューションと化学企業に必要な機能・アジェンダに応えるソリューションを、迅速に企業へ提供し活用していただけます。すなわち、レガシーからの脱却とDXをクイックに実現できるソリューションなのです。
化学企業向けに特化したConvergence CoreでDXの果実を早急に刈り取る
Convergence Coreは、SAPナンバーワンパートナーであるデロイトが、これまで培った技術と経験、そして多大な投資により構築しているDLeapsと呼ばれるSAP業界テンプレートを最大限に活用して生まれたソリューションです。
中堅化学企業に対して5つのキーワードを実現し、DXを加速するとともに、いち早くDXの果実を刈り取っていただけます。これら5つのキーワードは、デロイト トーマツ グループが推進しているエンタープライズレベルの大手化学企業におけるプロジェクトからエッセンスを抽出したものであり、それを凝縮し化学業界に必要なアジェンダとして織り込んだものです。
まず"データ利活用"では、個々のDX実現だけでなく、企業間の繋がりや、BCPを実現できます。さらに先に紹介したGTOとの連携で、FTAを活用した貿易関税コストの最小化も実現可能。またカーボンニュートラルへの対応についても、CO₂排出量を可視化し、改善に向けた判断を可能にする情報を提供するといった工夫をおこなっています。
次に"経営分析高度化"です。収益と当貸本を組み合わせたリアルタイム分析を実現し、限られた経営資源において最大限に事業利益を生み出せる経営意思決定をサポートします。また、標準KPIツリーを利用した、グローバル拠点を含めたグループ経営についても効率化を実現。企業間での、AIを活用した財務データや資材データ分析も可能です。
"業務効率化"も実現します。例えば画像認識技術と自然言語処理を活用し、紙情報をデジタル化するペーパーレス化をサポート可能です。また、S/4HANAを始めとするアプリケーションと連携し、請求書照合から支払い処理の自動化も実現します。さらに300ものプリセットを用意したRPAにより、SAP標準機能の自動化も実現できます。
その他、"業務標準化"や、"決算早期化"なども、Convergence Coreにより実現可能です。
これらConvergence Coreの機能は、デロイト トーマツ グループのこれまで培ったノウハウを結集し、作られています。各企業の特色に合わせる部分のカスタマイズは、SAP Business Technology Platformによる開発を行うことで、S/4HANAに対するアドオン開発を極力排除。またSAP Analytics Cloudよるレポートやダッシュボードの活用や、SAP fioriによるUIのカスタマイズなど、SAP標準機能を最大限に活かす形で、カスタマイズを完結できることも特徴です。もちろん、GTOを始めとするデロイト トーマツ グループのソリューション群との連携も行え、今後のビジネスの変化に対して迅速な対応を実現しています。
導入も短期間で行なえます。プレコンフィグとともに標準ドキュメントも用意しているため、導入プロジェクトの短期間化を実現できるのです。この導入プロジェクトの間に、用意されているドキュメントを利用した、ユーザ教育も可能なため、導入後すぐに利活用が可能です。
全てをワンストップで利用できるConvergence Coreは進化を続けます
Convergence Coreはサブスクリプションとして提供を予定しています。PMC(Partner Managed Contract:パートナーによる包括ライセンス・サービス提供)ライセンスによる提供を想定しており、インフラからS/4HANAのライセンス、そして運用保守までワンストップでのサービス提供を想定しています。
また、中堅化学企業向けに迅速な導入と活用が可能なConvergence Coreは、グローバル展開を行う大企業の海外展開にも最適です。例えば時間とコストを抑え、早急な展開が重要となる進出先への導入時に、まずConvergence Coreを導入し利用できるのです。各国に合わせたローカライズについてもデロイト トーマツ グループが行うため、グローバルやアジア各国への展開も安心して行えます。
現在もConvergence Coreは、化学品業界に対する機能拡張を行っており、今後も様々な業種に活用していただけるよう進化を続けます。
迅速なDXやレガシーシステムからの脱却、クラウドへの移行を考えている化学企業の皆様を「boost」させるConvergence Core。ぜひお問い合わせください。