2021活動紹介
TIS株式会社
起案から社内承認/アセスメント/コンバージョン/保守!
全てを一気通貫で支援するTISのS/4HANAのりかえサービス
TISの「S/4HANAのりかえサービス」は単なる移行支援サービスではない。S/4HANA化で大きな障壁となる起案·企画フェーズから、社内承認獲得までもサポートするのである。起案からアセスメント、コンバージョンから保守までを一気通貫してくれる本サービスについて話を聞いた。
3つのPoints
・S/4HANA への移行を、起案から保守まで一気通貫でサポート
・起案·企画から社内承認を得るまでのプロセスを、多くのノウハウで支援
・自由度の高い体制と保守責任者の明確化による安定運用の保守サービス
🔸起案から保守まで全てをサポート。TISのS/4HANAのりかえサービス
――「S/4HANAのりかえサービス」は、どのようなサービスですか?
茨城:S/4HANAへの移行支援サービスです。一般的なコンバージョンサービスとは異なり、企業内での起案から社内承認を得て、アセスメント、コンバージョンの実施、保守運用までを一気通貫でサポートするサービスです。
――社内承認を得るまでをサポートするというのは珍しいですが、どのような経緯で始まったのでしょうか?
茨城:もともと私はSAPユーザ企業(JSUG会員)におり、自社のグループ会社含め60拠点ほどのSAP導入·グローバル業務標準化に携わりました。当時JSUG 会員企業間でS/4HANAへの移行の話になると、必ず「社内承認をどうやろう」「予算をどうやってとろう」などの話にぶつかりました。だからこそ、時間のかかるこうした部分からサポートしたいと考えたのです。
――なるほど。社内承認にはなぜ時間がかかるのでしょうか?
茨城:社内承認に時間のかかる企業は、企業の歴史も関係しています。伝統を重視する文化や、大きな変化や新しいチャレンジが難しい傾向などですね。業務システムもこのイメージで構築されていますから、新しいシステムの導入=効果が出ないといけない!という方程式ができているのです。だから決定が下せない。
一方で、導入を決めたので見積りを!というお客様も増え、日本企業が変わってきたことを実感しています。しかし社内承認には時間がかかるのです。
――具体的にはどのようなサポートを行うのでしょうか。
茨城:起案書の作成からサポートします。担当者と話をしていると「その話を上にしてくれ!」と言われ、偉い方に直接お話しする場合もあります(笑)
たとえば「導入効果」を気にされている場合には、経済産業省発行の「DXレポート」やIMD(国際経営開発研究所)が公表している国際競争力ランキングの話を交えて、世の中の変化を説明し、S/4HANA化によるビッグデータ活用はDX推進に繋がることを起案部門に伝え、一丸となって進める場合もあります。弊社では200社以上のSAP ERP導入、100社に及ぶSAP ERP保守の実績がありますから、このノウハウをフル活用するのです。
佐藤:実際の経験から得たノウハウがあるので、「こういう場合はこのやり方ができる」という社内承認のテンプレートを示すことが出来ます。テンプレートにはまってくれれば短期間で社内承認を進めることができますし、もしはまらなくても一緒に考えて進みます。
🔸3ステップアプローチで実現する安心安全確実なコンバージョン
――実際のコンバージョンはどのように進めるのでしょうか。
佐藤:実際のコンバージョンは3つのステップで進めます。まず1つ目のステップは「Check!!」です。S/4HANAに移行できるか、どう進めるか。課題や対応は?規模は?など、まず現状を把握します。
2つ目のステップは「Assess!!」です。影響範囲の調査や、どの程度工数が掛かるか。時間もコストも大切ですから、これをしっかりと見積ります。「Assess!!」でのアセスメントサービスは、エンタープライズ版、ライト版の2種類を用意しています。エンタープライズ版は精緻な費用やスケジュール、リスクを見極めたい場合に行います。
ライト版は予算化のために概算費用を知りたい場合に最適です。また、グローバル対応という視点も重視し、グローバルに実績と知見のある業務提携先企業と協業して進めることもあります。
――3つ目のステップ「Go!!」では、どのように実際のPJを進めていくのでしょうか?
佐藤:S/4HANAへの移行手法は主に「ストレートコンバージョン」「新規インストレーション」「選択データ移行(DMLT)」の3つに分類されますが、TISはこの分類全てに経験があります。過去の経験に基づいて、お客様にとって最適な移行手法を選択し、安全性を担保したきめ細やかなコンサルティングを実施することで、確実にコンバージョンプロジェクトを進めていくことが出来ます。
また、S/4HANA化で必須となるUnicode化は、ツールを使わなければ非常に時間がかかりますが、本サービスではTISが独自開発したツール「SAP ABAP Unicode自動変換サービス」の利用により、改修箇所を広範囲に渡って自動で抽出し、90%以上を自動変換しますので、大幅な工数削減となり、PJ期間も短縮できます。
🔸フェーズに応じた自由度の高い保守体制と保守責任者の明確化による安定運用が特徴の保守サービス
――続いて、保守サービスについてお聞かせください。
佐藤:保守サービスのポイントは大きく2つあります。1つ目は保守サービスの適正化です。導入直後の負荷が高い時には万全の保守体制が必要ですが、一方で安定期に入れば必要な工数は大きく減っていきます。弊社では、導入直後から安定期まで、それぞれのフェーズに応じて、常駐体制からリモートでの保守体制に変更するなど、各フェーズに適した保守体制にフレキシブルに変更し、最適な運用を実現しています。
2つ目は保守責任者の明確化です。弊社では、リモートでの保守対応を行う場合でも、お客様ごとに窓口として責任者を配置するアカウントリーダー制を採用しています。これにより、質問が長時間放置されることや、たらい回しになるといったお客様にとってマイナスになることは起こりません。また、責任者同士の情報連携、ノウハウの共有も大切にしています。このような保守体制でお客様へ責任をもって対応していくことにより、お客様により良い保守サービスを提供することが出来ます。
――保守サービスに関するお悩みをお持ちのお客様も多いですからね。
佐藤:大事にしている考え方としてはお客様に寄り添い、お客様の想いに真摯に対応する包容力でしょうか。お客様の状況を考え踏み込んで対応していくことで、導入後もお客様のDX推進により一層貢献していきたいと考えています。これまでも保守サービスだけをお願いされ、それをきっかけにコンバージョンを依頼されることもありました。保守サービスは弊社にとって大きな強みであり、武器なのです。
――包容力という言葉もそうですが、常にお客様目線で、温かいサービスを提供されているように感じました。冷たいイメージのあるシステムが温かく感じるというか…。
佐藤:システムの会社ですが人間の会社です。すべてを機械まかせではなく、人間がしっかりと取り組みたい部分があるのです。コーポレート文化として、ノウハウを展開する風土がありますので、今後もこの風土は活かしていきたいと思っています。
🔸「IT で社会の願いを叶えよう」という想いから始まったS/4HANA のりかえサービス
――最後に読者にメッセージをお願いします。
茨城:今回はS/4HANAのりかえサービスのご紹介でしたが、弊社はS/4HANAの新規導入も行っています。
私には夢があるのです。「新規でS/4HANAを導入するならメンテナンスフリーのS/4HANAを使ってもらいたい」と。情シスの方とお話ししますと、「メンテナンスが大きな悩み」という話をよくお聞きします。具体的な方法はこれからですが、お客様と一緒になって、新しい基盤を創っていきたいと考えています。
今回ご紹介したサービスは、私共の思い描く未来である「ITで社会の願いを叶えよう」という想いから始まっています。皆様、たくさんのお悩みがあると思います。
ぜひ私たちにご相談ください!
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