サポーターソリューション「住友セメントシステム開発株式会社」

住友セメントシステム開発株式会社
SAP S/4HANAへの移行に向け発生するテストを、
スミテムの現新システム比較ソリューションで大幅に効率化
SAP ECCからSAP S/4HANAへの移行に際しては、その手法によっていくつかのステップが必要となり、各ステップで現行環境と移行後の新環境との間で同様に動作することを確認するテストを実施します。
住友セメントシステム開発株式会社(以下、スミテム)は、テスト自動化や、画面・レポート・SAPテーブルレコード等の一括比較・レポーティングを含む『現新システム比較ソリューション』によって、お客様が抱えるテストの工数面・品質面での大幅な改善を支援します。

SAP S/4HANAへの移行で発生するテスト

SAP ECCからSAP S/4HANAに移行する場合、SAP ECCは以下のシステム要件を満たす必要があり、SAP ECCのバージョンやDBMSの状態によっては、それらを更新するプロジェクトが発生します。

    【SAP S/4HANAへ移行する為のSAP ECCシステム要件】
  • SAP : SAP ECC6.0 EhP7以上
  • DBMS : SAP HANA
  • DBの文字コード : Unicode

例えば、【図1】の例のように、DBMSをSAP HANAへ移行する為に、現行SAP ECCがECC6.0ならばEhp7の適用、DBMSの文字コードのUnicode化が必要となります。この時、システム構成の変更に伴いテストを実施します。

SAP S/4HANA移行ステップの一例

【図1】SAP S/4HANA移行ステップの一例

1~4のシステムに対しては、サポートパッケージ(SP)の適用が必要になる場合があり、その際にもテストが必要となります。

現新システム比較テストの概要

Unicode化、EhP適用、SAP HANAへの移行、SP適用などは現行の業務要件を維持したまま行うのが一般的です。よってこれらのイベントにおけるテストでは、現環境と新環境で同一のテストを実施し、これら2つの環境における差異を抽出することによって移行による影響点を確認する『現新システム比較テスト』が中心となります。

現新システム比較テストの概要

【図2】現新システム比較テストの概要

『現新システム比較テスト』は、システム間の差異を抽出するには極めて有効な手法ですが、いくつか課題もあります。【図2】で示すとおり、現新システムの両方で同一のテストを実施する必要があるため、テスト工数が増大化します。
また、テスト実施後の比較作業においては、大量のデータを比較し、レポートティングする必要がありますので、手作業でこれらを実施するとテスト工数が増大化するだけではなく、ミスの発生も懸念されます。

テスト自動化によるテスト実施の効率化

スミテムでは、『現新システム比較テスト』における現新両方でのテスト実施を効率的に行うため、テストの自動化を推奨しています。これは、SAP S/4HANAへの移行ステップを考えた際、テスト機会が多く、またそれぞれの機会で同じテストを繰り返し実行するため、テスト自動化のメリットが大きいことが理由です。

テスト自動化を行うには、最初に自動テスト資産(スクリプトなど)の開発を行いますが、この開発工数以上にテスト工数が削減されないとテスト自動化のメリットが得られません。よって、テスト自動化成功のポイントは、繰り返し実施するテストを自動化することと、自動テスト資産の開発工数を極力低減することの2点となります。

「現新システム比較テスト」は、1つのタイミングで同じテストを最低2回繰り返しますので、テスト自動化の工数削減効果を確実に得ることができます。また、自動テストの開発工数削減には、スミテムのQC自動化開発支援ソフトウェア「QC-ACCEL」がお役に立ちます。

「QC-ACCEL」は、SAP Quality Center by HPおよびHPE Unified Functional Testingによる自動化開発において、スミテムが培ったテスト自動化のベストプラクティスを実装し、より効率的な自動テスト資産を構築します。
主な機能は、スクリプトの自動編集・テスト計画の自動編集で、自動化開発において特に負荷の高い作業の工数削減に対して大きな効果を発揮し、自動化開発全体の工数を約50%削減します。

工数面だけでなく、定性効果も見込めます。テスト自動化において、開発したスクリプト等は年を跨いで継続的に活用しますが、自動化開発を担当したベンダーや社内の担当者は、契約満了や異動等の理由で代わることがあります。このとき自社の自動テストに関するノウハウを詰め込んだスクリプト等の仕様がきちんと引き継がれないと、スクリプト等のメンテナンスができず、自動テスト資産自体が使いものにならなくなるリスクが高まります。
「QC-ACCEL」を活用した自動化開発では、スクリプトやテスト計画等の自動編集機能により、開発者に依存せず標準的なルールに則った自動テスト資産が生成されますので、自然に自動テスト資産の標準化が実現し、それらの継承もより容易となります。

「現新システム比較ソリューション」によるテスト結果比較・レポーティングの効率化

テスト実施後の比較作業においては、現・新の各システムから出力される画面キャプチャやレポートなどを目視で比較することが一般的に行われます。しかし目視チェックは作業者の負担が大きい上、経験やスキルによってもチェックの精度に差異が出やすく、テスト品質のばらつきの原因となります。
この課題に対し、スミテムでは画像・テキスト比較に「CP-ACCEL」、クライアント間のSAPテーブルレコード比較に「SAPテーブルレコード比較プログラム」をご用意しています。

「CP-ACCEL」は対となる画像・テキストなどのファイルを比較するソフトウェアで、いわゆるDiffツールに分類されますが、業務システムにおける活用のための機能を備えています。特に「比較したくないエリア」や「比較結果が不一致でも無視するエリア」を指定できる、比較対象外範囲の指定機能が特長的です。業務システムの比較を行う場合、同一のテストケース・テストデータを用いてテストを実行しても、システム日付や、システムにより自動採番される伝票番号等は異なる値として出力されることがあります。単純に画面キャプチャの画像を比較すると、これらは差異として抽出されますが、現新システムの比較結果としては無視したいものです。
「CP-ACCEL」ではこれら項目の表示エリアを予め「比較対象外」として設定することにより、比較結果の判定には不要な個所を除外した現新システム比較が行えます。

一方、「SAPテーブルレコード比較プログラム」は、SAPシステムの異なるクライントのテーブルレコードを比較し、差異を検出するABAPプログラムです。現新のテーブルレコードを比較し、その比較結果をCSV形式で出力します。こちらも目視による確認ミスの排除や、レポーティング工数の削減効果を得られます。

SAP S/4HANAへの移行ステップで発生するテスト工程を効率化するスミテムのソリューションによって、作業の負荷と時間を大きく削減できます。SAP S/4HANAへの移行の際は、ぜひ活用をご検討ください。

パートナー企業

住友セメントシステム開発株式会社
住友セメントシステム開発株式会社