サポーターソリューション「SCSK株式会社」

SCSK株式会社
SAP S/4HANAへの移行に向けた
トータルサービスを提供する「Add-Value」シリーズ
導入事例も増え、いよいよ全体像が見えつつあるSAP S/4HANA。自社導入の検討を始めている企業も多く、グループ会社への新規導入や、SAP ERPからの移行を前にPOC(Proof Of Concept:コンセプト検証)を始める動きも活発化しています。SCSK株式会社ではSAP S/4HANAを導入するお客様に向けて、業種別テンプレートや既存システムからの移行支援など、SAP S/4HANAに特化したサービスを「Add-Value」シリーズとして提供しています。

SAP ERPの導入ノウハウに基づき「付加価値」を提供

アーキテクチャーを23年ぶりに刷新し、データ構造をシンプル化したSAP S/4HANAは、スピード重視の経営を支える第4世代のERPです。アプリケーションもデータベースも従来のSAP ERPと大きく異なるため、導入や運用に際して、新たな概念を理解する必要があります。国内拠点や海外拠点への新規導入、あるいはSAP ERPからSAP S/4HANAへの乗り換えを検討するなら、それらを理解したうえでプロジェクトを進めなければなりません。そこでSCSKは、SAP S/4HANAの円滑な導入を支援するAdd-Valueシリーズをリリースしました。

Add-Valueは、SCSKがこれまで蓄積してきたSAP ERPの導入/運用/保守のノウハウをもとに、さらなる付加価値を提供する目的で設計されたソリューション群です。具体的には、SAP S/4HANA向けの各種導入テンプレートと、導入前のPOC(Proof Of Concept:コンセプト検証)や既存のSAP ERPからのマイグレーションなどの関連サービスがあり、これらを通してSAP S/4HANAの効率的な導入とTCO削減/ROI向上に貢献します。

パラメーター設定やドキュメント類を一括提供する導入テンプレート

Add-Valueシリーズの導入テンプレートは、業種や業務に特化した機能や設定をひな型として提供するものです。システムのパラメーター設定に加えて、導入プロジェクトで必要となるドキュメントやフォームを提供します。現時点では、組立製造業に特化した「Add-Value for Manufacturing」、業種を問わず会計業務に対応する「Add-Value for Accounting」、手形管理の機能を切り出した「Add-Value for 手形管理」の3種類がありますが、今後も商社/卸売業向けの「Add-Value for Trading」などのラインアップを加えて拡充していきます。なお、SAP S/4HANAのバージョンは「1511」に加え、2016年10月にリリースされた「1610」対応も開始しており、2017年1月での対応版リリースを予定しています。

製造業向けテンプレート「Add-Value for Manufacturing」

組立製造業で必要な一般的な業務フローを106種類用意し、販売、購買、生産、財務会計、管理会計などの多岐にわたる業務をカバーします。ユーザーインターフェースは、PCでの利用を前提とした従来のSAP GUIに加え、モバイルやタブレットでも利用可能なレスポンシブデザインを採用したSAP Fioriの2種類を提供するなど、新しい技術にも対応しています。
従来のSAP ERP向けの製造系テンプレートとの大きな違いは、SAP S/4HANAでは短期間に機能強化されていくことを考慮して、システム内部には最小限に手を加えるだけでシンプルな状態を維持していることです。ユーザー固有の機能はSAP HANA Cloud Platform上に構築して、SAP S/4HANAと外部連携させます。この方法により、SAP S/4HANAをアップグレードする際も、システムに大きな改修を加えることなく素早く対応できます。

会計領域テンプレート「Add-Value for Accounting」

SAPシステムの中でも最もニーズの高い会計領域に特化したSAP S/4HANA専用のテンプレートです。パラメーター設定や追加開発機能、データ移行ツール、ドキュメント類などを一括して提供します。機能としては、基本的な財務会計、管理会計に加え、日本企業に固有の債権/債務の手形管理についても標準でカバーするため、どの業種においてもひと通りの業務をすぐに始めることができます。
「Add-Value for Accounting」を用いてまずは会計領域からSAP S/4HANAを導入し、会計以外の領域は既存のSAP ERPをそのまま利用し連携を図ることで、競争力を維持しながら、会計業務の安定化を図ることが可能になります。

Add-Value for 手形管理

会計機能のうち、日本固有の商習慣である手形管理や電子記録債権の機能だけを切り出したアドオンソリューションです。SCSKがSAP ERPの会計モジュール向けに提供している手形管理のアドオン機能を、SAP S/4HANA Finance向けに最適化して提供します。SAP ERP版の手形管理機能は、すでに200社近くに採用されているデファクトスタンダードと言えるソリューションで、「Add-Value for 手形管理」では、SAP ERPで実績のある機能を低コストかつスピーディに導入することができます。

POCやマイグレーションサービスなどの関連サービスも用意

SAP S/4HANAの導入に際して最も気になるのは、現在の業務にどの程度フィットするかということです。そこで「Add-Value」シリーズでは、自社業務との適合性を検証する「Add-Value POCサービス」も用意しています。

従来のSAP ERPの場合、適合性を検証するだけでもSAPのライセンスを購入し、検証環境を自前で用意する必要があり、非常に敷居が高いものでした。環境構築から検証までは期間もかかり、システムの本格導入までには長い時間を要していました。

Add-ValueのPOCサービスでは、SCSKが用意したクラウド環境にAdd-Valueテンプレートを組み込んだ状態で検証環境を提供するため、ライセンスの購入は不要で、検証環境を構築する必要もありません。テンプレートが提供している業務プロセスをベースに、ユーザーの業務シナリオと照合しながら適合性を判断し、実現可能性の検討やシステム投資効果の予測が可能です。3カ月の検証期間で効果を確認し、その成果をもとに提案依頼書(RFP)を作成してITベンダーに提案を依頼したり、Add-Valueのテンプレートを使って本格的にSAP S/4HANA導入プロジェクトを開始することができます。

今後は既存のSAP ERPユーザーがSAP S/4HANAに移行するマイグレーションサービスも提供する予定で、2017年3月のリリースに向けて準備を進めています。SAP S/4HANAへのマイグレーションは、既存のデータ移行も含めて作業の難易度が高く、他のITベンダーやコンサルティングファームでもまだ確実なノウハウは蓄積されていません。SCSKでは、導入テンプレートやPOCサービスで培ったノウハウをベースに、SAP S/4HANAへの最適な移行手法や、SAP ERPとSAP S/4HANAの機能の差異の吸収、移行時に発生するダウンタイムの影響などを検証中で、「Add-Value for Migration」では、その最適解を提供する予定です。

その他にも、新たな関連サービスのリリースを企画中で、SAP HANA Cloud PlatformベースのPaaS型開発基盤提供やクラウドでのSaaS提供も計画しています。SAP S/4HANAの優位性をいち早く体感したいユーザーにとって、Add-Valueシリーズは非常に頼もしい味方となります。

SAP S/4HANA トータルサービス「Add-Value」

SAP S/4HANA トータルサービス「Add-Value」

パートナー企業

SCSK株式会社
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