サポーターソリューション「伊藤忠テクノソリューションズ株式会社」

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
実使用量ベースで運用コストを大幅軽減
基幹システムに特化したIaaS基盤「CUVICmc2」
クラウドを活用する企業は増えていますが、その多くは情報系のシステムが中心で、基幹系システムでのクラウド化にあたってはパフォーマンス、セキュリティ、コストが懸念材料となるため基幹系システムの移行には二の足を踏むことも多いようです。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)が2016年8月から提供を開始したクラウドサービス「CUVICmc2(キュービックエムシーツー)」は、基幹システム特化型IaaS基盤としてこれらの課題を解決します。ミッションクリティカルなシステムを安定稼動しながら、実使用量ベースの従量課金制で大幅なコスト軽減が可能になります。

オンプレミスと同レベルの高性能なIaaSが登場

サーバーを自社で購入してデータセンターに置く「オンプレミス」の代わりに、外部のIaaS環境に預けることをまず検討する「クラウドファースト」が浸透してきています。当初はメールやスケジュール管理など企業のビジネスに影響の少ない情報系システムが中心でしたが、最近では基幹システムをIaaS上で管理する企業も増えてきました。特にIT構築のスピードを重視する企業の間では、低コストかつ数時間でインフラを確保できるIaaSの利用は当たり前になりつつあります。

自社のIT運用負荷が高いオンプレミス環境に基幹システムを置き続けることは、IT部門の開発力の強化やITを活用したビジネスモデル変革など、「攻めのIT」を進めるうえでは得策ではありません。オンプレミスで安定稼動を続けてきた企業にとって不安が大きいことも確かですが、基幹システムのクラウド化に踏み切るなら、IaaS環境が整いつつある今がチャンスといえます。

CUVICmc2は、SAP ERPをはじめとする基幹系システムに特化したクラウドサービスです。CTCが運営する国内のデータセンターに、安定稼動と高いセキュリティに強みを持つ米国Virtustream(バーチャストリーム)社のIaaS技術を導入して提供します。Virtustream社は、ミッションクリティカルシステム向けIaaSの分野で世界トップクラスのプロバイダーで、EMCグループの一員として欧米を中心にIaaSを展開しています。顧客の約6割がSAPユーザーであるためSAPシステムのIaaS化のノウハウも豊富で、米国連邦政府機関やFortune500(米国の上場企業のトップ500)にも採用されています。
CUVICmc2は、Virtustream社と同様にSAPソリューションに最適化しており、インメモリープラットフォームのSAP HANAや次世代ERPのSAP S/4HANAをクラウドで運用するためのメニューを用意しています。そのため、既にオンプレミス環境でSAP ERPを使用している企業も、安心してIaaS環境に移行することができます。

実使用量ベースの従量課金でTCO軽減

CUVICmc2の最大の特長といえるのが、「実使用量ベースの従量課金」です。従来のIaaSベンダーが採用している従量課金の場合、CPU、メモリーにあらかじめ上限のリソースサイズを確保しておき、そこに起動時間を掛け合わせたものが課金金額となります。そのため、実際には使わなかった分も請求対象となり、システム稼動中はずっと確保量に応じた料金が発生します。また、リソースサイズはシステム使用のピークに合わせて設定しておく必要があります。特にSAP ERPなど基幹系システムの場合、月末処理や期末処理になると一気にトランザクションが増えることが多く、パフォーマンスを維持するために十分な余裕を持って設定するのが一般的です。さらに、従来のIaaSでは未使用時にシステムを停止できるのがメリットである反面、一度停止したシステムを確実に再起動するには新たな投資が必要で、運用にも負荷がかかります。

CUVICmc2は、実際に使用したリソースの量に対して動的に課金される独自のモデルを採用。つまり、余剰リソースに対してはコストが発生しないため、インフラコストの真の最適化が実現します。使わない時間は課金されないので、従来のIaaSのようにシステムを使っていない時に止めておき、使う時に改めて再起動する必要もありません。24時間365日の安定稼動が求められる基幹システムには最適なサービスといえます。

「使った分だけ課金する」モデルを実現しているのが、Virtustream社の特許技術「μVM(マイクロVM)」です。μVMとは、Virtustream社が開発したリソース最適化のアルゴリズムで、CPU、メモリー、ネットワーク、ストレージI/Oの4つで構成されるITインフラのリソースの最小単位を指します。システム稼動時は4つのリソースを複合的に計測しながらμVM値を算出し、その値に応じてリソースの実使用量を割り出します。

CUVICmc2における実使用量課金

CUVICmc2における実使用量課金

基幹システムのレスポンスを左右するストレージ性能も保証

CUVICmc2のもう1つの特長は、ストレージの応答時間などの性能を保証することです。基幹系システムをクラウド上で運用する場合、レスポンスも大きな懸念です。そこを左右するのがストレージの性能であり、レスポンスが遅ければ業務の遅延を招き、ユーザーの満足度は低下してしまいます。そこで、CUVICmc2ではSLAを明確化し、システム遅延のボトルネックとなるストレージの平均応答時間を10ミリ秒以下、20ミリ秒以下、ベストエフォート(40ミリ秒以下)の3段階で保証しています。大規模災害時の復旧性能についても、プライマリーサイトが被災してシステムが停止した場合、ディザスターリカバリー(DR)環境において災害15分前以内の状態でリストアすることを保証します。

基幹システムに求められるセキュリティも万全の体制で確保。外部機関から高い評価を獲得している世界最高水準のセキュリティの仕組みを採用し、ファイアウォール/VPN、IPS/IDS、アンチウイルスなどの一般的な対策はもとより、脆弱性スキャニング、2要素認証、CPUレベルの暗号化にも対応しています。コンプライアンスについてもクレジットカード業界のセキュリティ基準であるPCI-DSSや、クラウドセキュリティのISO/IEC27017などに準拠予定なので、金融機関や政府機関など業界特有の監査にも対応が可能です。

SAPユーザーの「攻めのIT」を実現するクラウド基盤

基幹システムのクラウド移行には、本当にコストや運用負荷が削減されるのか、さらに実際の移行作業や運用についても詳細を確認しておく必要があります。そこでCTCは、移行に関するコスト軽減や投資効果を査定するアドバイザリーサービス、既存環境からの移行や新規導入を支援する構築・移行支援サービス、運用・改善のサービスを用意しています。

さらに、CTCのデータセンターで運用するCUVICmc2では、横浜と神戸の2カ所で環境を構築し、国内でDR対策を整備することができます。クラウド化が困難な物理サーバーがある場合は、CTCのハウジング環境に収容してCUVICmc2と接続ができるほか、アマゾン ウェブ サービス(AWS)など他のパブリッククラウド上との連携も可能です。

また、SAPユーザーに対してはSAP HANAに最適化したメニューを提供しており、SAPの認定を取得したIaaSとして圧倒的なコスト優位性を実現。SAP HANAの本番環境として効率的に利用できます。また、VMwareの仮想化技術を用いてIaaSを構成しているCUVICmc2では、SAP以外のシステムとの組み合わせた利用も可能です。例えば、SAP以外のシステムを先行してCUVICmc2上に移行しておき、後からSAP HANAに切り替えていく、あるいはSAP ERPを先にCUVICmc2上に移行し、SAP以外のシステムを順次載せていくといった段階的な移行にも対応します。

CUVICmc2は、高品質なホスティングサービスとクラウドサービスについての認定「SAP Certified in Hosting Services」と「SAP Certified in Cloud Services」を取得しているほか、米シスコシステムズ社がクラウドおよびマネージドサービスにおいてパートナー企業を認定するプログラム「Cloud and Managed Services Program」で最高位のMaster認定を取得しているなど、品質の高さも保証されています。

今後SAP S/4HANAへの移行も見据える企業が「攻めのIT」を目指す上で、CUVICmc2が有望な選択肢となることは間違いありません。

パートナー企業

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