株式会社NTTデータグローバルソリューションズ ソリューション事例

株式会社NTTデータグローバルソリューションズ
SAPシステムの安定運用を支援する
NTTデータグループのグローバルなクラウドサービス
高い可用性、安定性が求められるSAPシステムにおいても、近年は「持たざる経営」や事業継続の観点から、クラウド環境の活用が増えています。NTTデータグローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)では、さまざまなニーズに応えるクラウドサービスを複数ラインナップ。ビジネススピードとコスト削減を重視するユーザーに適した「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」、オペレーションを含めたフルアウトソーシングの運用体制が求められるシステムにはNTTデータグループのグローバルなデータセンターを活用した「INERPIA(イナーピア) SAPホスティング」など、各社の要件に最適なクラウドサービスを提案します。

事業継続の観点から基幹システムのクラウド化が加速

SAPユーザー企業の多くは、自社内や自社運営のデータセンターにサーバーを構築し、自社のリソースを使って基幹システムを運用してきました。しかし最近はIT資産などを自社で持たない「持たざる経営」が注目されるなど、システムの保守/運用を外部のベンダーにアウトソーシングし、社内ではより本業に直結する企画・開発に集中する企業が増えてきています。また、グローバルビジネスを展開する企業では、最適化の観点から基幹システムのグローバル配置を加速。システムを海外のデータセンターに置き、効率化を図るケースも増加しています。

また、2011年の東日本大震災後、多くの企業がリスク管理や節電対策なども含めた事業継続計画(BCP)に本腰を入れています。日本国内におけるシステムの最適配置が見直されるだけでなく、今後は自然災害リスクの低い海外でのシステム運用や、災害対策(DR)サイトを構築する流れが加速していくことは間違いありません。

こうしたニーズに対応するため、NTTデータGSLではSAPシステムをクラウド基盤上で運用するさまざまなサービスを提供しています。ここでは「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」へSAP ERP導入/移行/運用支援、NTTデータグループのデータセンターを活用する「INERPIA(イナーピア)SAPホスティング」を紹介します。

アマゾン ウェブ サービス(AWS):スピーディーかつ低コスト運用を実現

Amazon社が提供するクラウド上でシステムを運用するAWSは、主にビジネススピードとコスト削減を重視するユーザーに適したサービスです。ハードウェアの調達や設定に手間をかけることなく、本番システムの利用状況に応じてリソースを増減したり、テスト環境を一時的に構築したりと、柔軟な運用環境を構築できることがメリットです。ITリソースを共同利用するクラウドでありながら、SAP ERPはプライベートで独立したゾーンに構築するため、セキュリティの心配がありません。

AWSでは、自社のニーズに合った環境をスピーディーに構築できる一方、システム運用はユーザー自身が行う必要があります。そこでNTTデータGSLでは、企業のAWS運用に対して以下のようなサポートを行っています。

● 運用自動化ツール「Hinemos」の活用
NTTデータが開発した運用管理ツールHinemos(ヒネモス)をAWS上に設置して、SAP ERPの仮想サーバーの監視やジョブ管理を実施。バックアップ処理を自動化したり、AWS上で稼働しているEC2インスタンスを計画的に自動起動/停止したりと、運用の負担を大幅に低減することができます。たとえば、24時間稼働する必要がない検証機や開発機では利用時間帯だけEC2インスタンスを起動させ、それ以外は停止することで、稼働時間を大幅に抑えることができ、従量課金制であるAWS利用コストの削減が可能です。Hinemosは、オープンソースソフトウェア(OSS)ライセンスで提供されるツールで、JP1やTivoliなどの商用ツールと比較して圧倒的な低価格で導入できることも見逃せません。

● 日本の商習慣に合わせた請求代行サービス
AWSのサービス利用料金は、ドル建てのクレジットカード決済が原則です。そこでNTTデータGSLでは、日本円の請求書払いを選ぶこともできるようAWSカウント支援サービスを用意しています。

● SAP、Amazonとの緊密なパートナーシップ
SAPチャネルパートナーであるNTTデータGSLはAmazonとも強力なアライアンスを締結し、多数のSAP ERP導入プロジェクトを通じてさまざまな業務ノウハウを蓄積してきました。2012年には、本番環境におけるAWS商用利用で日本初となるSAP ERP導入を実現したケンコーコム株式会社のプロジェクト支援に関して、AWSパートナーアワード「TCO賞」を受賞しています。

INERPIA SAP ホスティング:世界3極のSAP要員が24時間365日体制で運用

INERPIA SAP ホスティング(以後、INERPIA)は、NTTデータグループのSAP技術者による安定した運用サービスを24時間体制で提供するSAPホスティングサービスです。INERPIAでは、同グループが国内外に持つ信頼性の高いデータセンターに設置した仮想化された専用サーバーを利用し、必要な時に必要なリソースを確保できる柔軟性を実現。国内外問わずDRサイトも簡単に構築することができます。さらに、基幹システムとして高い信頼性が要求されるSAP ERPの運用に対して、SLAに基づくサービス品質を保証しています。

● データセンターの万全なリスク対策
海外ではマレーシアのデータセンターをメインで活用し、低価格かつ安定したサービスを実現。日本との時差が1時間で、自然災害リスクが低い地域を厳選して設置されたこのデータセンターは、電力設備を二重化し、自家発電装置も完備しているため停電によるシステム停止の心配がありません。さらに同センターはメインとバックアップのデュアル構成で運用し、サーバーやストレージも冗長化するなど、日本国内のサービスと引けをとらない高い可用性と堅牢性を確保しています。事業拠点が約40カ国に分散し、売上比率の80%を海外が占める株式会社沖データでは、アジア各地の主力工場から利用するSAPシステムをこのデータセンターに全面移転。TCOの削減やBCPの強化などで成果を上げています。

● 世界3極体制で安全・安心のサービス
マレーシアを含め、世界6カ所のデータセンターにホスティングサーバーを設置し、グローバルで20年以上の実績に裏打ちされたグローバルサービスを展開。アジア、アメリカ、ヨーロッパの世界3極体制で24時間365日の運用サービスを提供します。通常、海外拠点とのやりとりでは言語やコミュニケーションがネックとなりますが、INERPIAでは日本国内にサービスマネージャを設置し、シングルコンタクトポイント制を徹底し、日本企業への日本語サービスを提供。日本企業の文化や業務を理解したうえで海外のSAP要員に指示を出し、一元管理と高レベルな運用体制を維持します。

● システムニーズの変化に柔軟に対応
SAP ERPのシステム拡張やユーザー増加において、サーバーなどのリソースを必要なタイミングで追加できます。短いリードタイムでのリソース調達が可能です。また、インフラやサービスを拡張できる柔軟性を備えているため、M&Aや事業再編などを活発に行う成長企業にも最適なサービスと言えます。

以上の観点をまとめると、AWSは手軽さとビジネススピードを重視するユーザー向き、INERPIAはオペレーションからインフラまでフルアウトソーシングの運用体制が必要とされるシステム向きといえますが、どちらもグローバル要件にも対応し、コスト削減に貢献します。ビジネス用途、将来性、システム運用リソース、コスト、パフォーマンス要件などの違いによって選択肢は異なってきます。NTTデータGSLは、SAPシステムの構築・運用で培ったノウハウと経験を踏まえ、各企業の業務・システム要件に応じて、ユーザー環境に最適なクラウドサービスを提案しています。

NTTデータGSLのユーザー環境に最適なクラウドサービス

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