三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社

三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
SAP MIIを活用したリアルタイム連携基盤により
生産情報の「見える化」から「使える化」へ
製造業を中心にSAPソリューション全般をサポートしている三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下MDIS)は、経営層から製造現場までの垂直統合を実現するため、経営計画から製造現場までを統合するリアルタイム連携基盤としてSAP Manufacturing Integration and Intelligence(SAP MII)を活用し、全社的に情報の「見える化」から「使える化」を実現します。

経営計画から生産現場まで、情報の垂直統合を実現

グローバル進出が急ピッチで進む日本の製造業。SAP ERPを導入してグローバル拠点の業務プロセスの標準化に取り組む企業が増えています。一方で、生産計画や販売計画の策定にあたって製造現場や生産設備の状況を知りたいと思っても、連携が不十分なため現場のリアルな情報が経営層まで届いていないことも少なくありません。こうした状況に起因する課題として、以下の3つが挙げられます。

  1. 現場の状況が見えない
    在庫状況や仕掛在庫が把握できなければ、取引先に対して正確な納期回答を行うことができません。また、原価が見えなければ、引き合いに対する受注判断にも迷いが生じます。材料投入後の生産ラインが見えない状態では、需要変動に応じて柔軟に生産数を調整したり、資材を調達したりすることも困難です。
  2. 国内外における工場の生産状況が見えない
    たとえばアジア工場では在庫過多になっているのに欧州工場では品切れが発生しているというように、グローバル全体の生産バランスが崩れると、本来不要な輸送コストなどの負担が生じることがあります。
  3. 製造品質が見えない
    グローバル規模で設備の稼働状況や製造プロセスが把握できていなければ、品質にばらつきが生じかねません。日本国内で培った高度なノウハウを世界の工場に横展開し、同じ品質を維持するといった取り組みには、品質情報の見える化が不可欠です。

そこで、MDISは計画層(SAP ERP)、実行層(MES)、制御層(FAシステム)それぞれの情報をすべて吸い上げ、統合する三菱電機グループが構築した生産システムトータルソリューション「DIAMxM(ダイアマキシマ)」を提案。生産情報の真の「見える化」を実現し、「使える化」に導くためのソリューション群を提供しています。

その中で、3つの階層情報をリアルタイムに連携する役割を果たすのがSAP MIIソリューションです。SAP MII は、SAP ERP、MESシステム、品質管理システム、FAシステムなどのデータをすべて連携し、生産管理向け画面、工場向け画面、経営者向け画面などにアレンジして表示。それぞれの階層において、正確かつタイムリーな情報に基づくオペレーションが可能になります。生産工場のKPI情報から不具合を発見した際にも、その場でデータをドリルダウンしながら問題点を突き止め、経営層に素早くフィードバックすることが可能です。

SAP MIIは、さまざまな情報の「見える化」を支援する部品、機能、インターフェースを標準装備。ダッシュボード上にさまざまな管理画面を表示して、瞬時の状況判断をサポートします。開発が容易で、表示する画面の作成も簡単です。もちろんSAP ERPとの優れた親和性を発揮し、カスタマイズでSAP ERPとの連携を実現します。

生産設備とMESのシームレスな連携

特に製造業で豊富な実績を有するMDISの最大の強みは、生産現場の設備情報を吸い上げる仕組みとノウハウを多くのメーカーに提供してきた経験にあります。情報連携において、上流の見える化を実現するDIAMxMとともにMDISが提案するのが、三菱電機のFA統合ソリューション「e&eco-F@ctory(イーアンドエコファクトリー)」です。生産設備とMESをシームレスに連携するe&eco-F@ctoryは、各種設備から抽出した生産実績、稼働実績、品質情報などを、専用のMESインターフェースユニットを介してリアルタイムにMES専用データベースに蓄積します。

従来、PLC(シーケンサー)とMESのデータはゲートウェイPC等を配置して処理ごとに複雑なプログラムを介して連携を行う必要がありました。しかしこの方式では、データの取りこぼしが発生するリスクがあるほか、ゲートウェイPCのハードディスク故障が発生するとシステム全体が停止するおそれがあります。その点、e&eco-F@ctoryのMELSECシーケンサ MESインタフェースユニットからはPCやプログラムを介さずに設定だけでデータにアクセスできるため、信頼性の高いシステムを構築することが可能です。秒単位からミリ秒単位、マイクロ秒単位まで、データの取得間隔に応じて多彩なソリューション製品が用意されているため、MDISでは用途に応じてさまざまなシステム構築を提案します。また各社PLC製品からのデータ取得に関しても豊富な経験があるため、あらゆる設備の情報を取得したうえで上位システムと連携させることが可能です。

日本の生産ノウハウを海外拠点にも展開

生産システムトータルソリューションDIAMxMの導入実績は、着実に増加しています。工場単位で生産情報の管理を行っていたあるメーカーでは、国内国外すべての工場の情報を統合。共通のKPIに基づき、各拠点を比較しながら製造品質を高めています。別のメーカーでは海外のプラント情報をリモートで監視し、品質のばらつきを常時チェックしながら製造品質の均一化に取り組んでいます。ある部品メーカーでは、部品の熱処理の温度管理工程にSAP MIIを用いて情報収集環境を構築。品質管理手法のシックス・シグマをSAP MIIの中に取り込み、業務プロセスの改善を重ねながら製品品質のばらつきを抑えています。このようにSAP MIIの活用によって、品質管理の項目をユーザーの要望に応じてカスタマイズできるようになっています。

さらに、エネルギーの効率性が求められている最近では、工場の電力消費やエネルギー監視にSAP MIIを採用することで、電力の見える化や省エネへの貢献も可能です。

SAP MIIを核とした品質管理システムを構築する際は、日本のマザー工場での可視化を先行し、そこで蓄積したDB情報をもとに海外工場に移行するケースが一般的です。そして、KPI情報を活用しながらPDCAサイクルを回し、すべての工場の品質レベルを均一化していきます。属人化しているノウハウをパラメータで定義することにより、海外工場でも品質を維持できるようになります。

このようにMDISは、全社の「見える化」から「使える化」をトータルソリューションで手厚く支援します。

三菱電機のFA統合ソリューション「e&eco-F@ctory(イーアンドエコファクトリー)」

クリックすると拡大します

パートナー企業

三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社

  • JSUG入会のご案内JSUGNET利用登録について
  • JSUG事例 FactDB
  • JSUGの理念