アクセンチュア株式会社

アクセンチュア株式会社 (全2回)
高度なコンプライアンス対応を実現する
アクセンチュアの化学物質管理ソリューション(2)
アクセンチュア株式会社では、グローバルで1,000社以上の企業が採用するSAP EHS Managementに、日本固有の法規に対応したケミカルデータベース「JCDBコンテンツ」を組み合わせた独自の化学物質管理ソリューションを提供。既に複数の化学メーカーや化学系商社への採用が進んでいます。同ソリューションの特長を解説した前回に続き、企業が同ソリューションをどのような業務で活用し、成果をあげているのかご紹介します。

ケース1(化学メーカー):コンプライアンスのための一元的な管理基盤を構築

■ 課題

ある化学メーカーでは、化学物質に関する情報が社内の各部署で分散管理されていたため、情報収集の必要が生じるたびに担当者が複数の部署に問い合わせをするなど、業務効率の低下が課題となっていました。化学物質に対する規制が強化されるとともに、取引先から寄せられる含有化学物質に対する調査依頼も大幅に増加。また、法規制適合チェックも部署任せであったことから、チェック漏れの懸念も増大していました。さらに、すべての現行製品に対するGHS対応SDS(製品安全データシート)の再作成も急務となっていました。

■ 化学物質管理ソリューションによる解決

  • 化学物質データの一元管理
  • 化学物質を管理するデータベース「スペックマスタ」に製品・原材料の含有化学物質情報をすべて集約。試験成績書や原材料MSDS、仕入先からのグリーン調達回答書などの関連文書を、スペックマスタと紐付けて一元的に管理することを実現しました。
  • グリーン調達基準への対応
  • 取引先固有のグリーン調達基準をマスタ化することで出荷対象製品への影響調査を行える機能を実装し、調査・回答業務の効率化を実現しました。
  • GHS対応のSDS/ラベル管理機能の実装
  • JCDBの法規制データを用いてGHS対応のSDS/ラベルを自動作成する機能を実装。作業者のスキルレベルに依存しない一定水準のSDSを効率的に作成できるようになりました。その他、「どの取引先に、いつ出荷したのか」が分かるように、SDS出荷履歴を管理することも可能となりました。

■ 効果

個人や部署の管理に依存していた化学物質関連データやノウハウを集約。さらに、現行製品のすべてにおいて一定水準のSDSが効率的に作成できるようになりました。業務プロセスが確立されたことによって、取引先に対する迅速な回答が可能となり、ガバナンスの向上を実現しています。今後は、確立したシステム基盤をベースに、数量管理・海外法令対応を実行していく計画です。

ケース2(化学系商社):コンプライアンスチェック機能を追加し、インシデントへの迅速な対応を実現

■ 課題

化学系の商品を取り扱う商社も、関連商品の取引においてはコンプライアンスの遵守が求められます。同社では以前から既存システムでREACHへの対応を行っていましたが、新たに追加される数量管理規制への対応という課題を抱えていました。また、化学品管理のためのシステムが目的ごとに乱立しており、二重入力などの問題も発生。その他、海外法規のチェック機能も十分とはいえませんでした。

システムの課題に加え、コンプライアンスチェックの業務プロセス自体もマニュアル作業頼みになっており、コンプライアンスを担保するガバナンス環境の整備が急務でした。

■ 化学物質管理ソリューションによる解決

  • 基幹系と連動した化学物質管理基盤を構築
  • SAP ERPから出力される販売伝票と購買伝票を自動モニタリングしながら、全ての取引が適正な管理の下に行われていることをチェック。取引先の海外進出、販路拡大など、ダイナミックな商流の変化にも確実に対応し、事前に行うべき法令チェックが正しく行われていることを日々モニタリングしています。

■ 効果

化学物質管理規制対応を一元化する、全社共通のシステム基盤が確立されました。マニュアルによるコンプライアンスチェックから、自動チェック体制へと移行。情報管理におけるプロセスの透明化が進んだ結果、コンプライアンス違反の防止と、インシデント発生時の迅速な対応が実現しています。

まとめ:国内外の法規制に対応した化学物質管理基盤を、効率的に構築

SAP EHS Managementは、ケミカルデータベースと合わせて導入してこそ効果が得られるソリューションです。その中でも、日本の法令に最適化された「JCDBコンテンツ」と組み合わせた化学物質管理ソリューションを提供しているのは、日本国内ではアクセンチュアのみです。日本固有の法規制に対応するためのコンサルティングから、業務プロセスの設計、システム構築、運用・保守まですべてをサポートします。さらにアクセンチュアは、各国の法規制にも対応してきたグローバルの豊富な実績も活用し、日本と海外、両方における最新の法規制に対応した化学物質管理基盤の構築を支援します。

(終わり)

パートナー企業

アクセンチュア株式会社
アクセンチュア株式会社

  • JSUG入会のご案内JSUGNET利用登録について
  • JSUG事例 FactDB
  • JSUGの理念