SAP HANAアプライアンス製品が迅速なデータ分析のイノベーションを実現

SAP HANAアプライアンス製品が迅速なデータ分析のイノベーションを実現
ITの進化と共に増え続けるデータ。「ビッグデータ」を分析/活用することが経営効率の向上には不可欠です。こうしたニーズに応えて登場したのが、インメモリー・コンピューティング製品SAP HANAです。大企業やグローバル企業を中心に導入が進むSAP HANAのアプライアンスベンダーである富士通株式会社に、同社が手掛けた活用事例を踏まえ、さまざまな効果について聞きました。

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圧倒的な高速分析環境を実現するSAP HANA

あらゆるデータをメモリー上に格納し、データベースのリアルタイム分析を実現するインメモリー・コンピューティング。なかでもSAPが提供する「SAP HANA」は、独自のアーキテクチャーと高速化テクノロジーを駆使して圧倒的なパフォーマンスを実現しています。基幹パッケージのSAP ERPや、情報分析ツールのSAP NetWeaver Business Warehouse(SAP NetWeaver BW)との連携に優れていることから、将来的に「真のワンファクト・ワンプレイス」を実現するソリューションとしても期待されています。

第一世代のSAP HANA 1.0を経て、2011年6月にリリースされた改良版のSAP HANA 1.0 SP2が登場し、導入企業は一気に拡大しました。SAP HANAはハードウェアに組み込んだアプライアンス製品として提供されており、2012年3月現在、認定パートナー7社がハードウェアにプレインストールして出荷しています。

その1社である富士通は、PCサーバPRIMERGY(プライマジー)にSAP HANAを実装した「SAP HANA Powered by FUJITSU」を2011年6月から展開。利用するメモリーサイズに応じた構成を複数用意し、導入から検証、適用まで、各種のサービスと合わせて提供しています。ユーザーは自社でデータベースを設計/構築することなく、ネットワークに接続するだけで高速分析基盤が活用できます。同社の産業・流通ソリューション本部 ソリューション企画統括部 BIソリューション部 部長の堀之内裕二氏は、SAP HANAへの取り組みについて次のように語ります。
「当社はSAP HANAの製品化が始まる前から、SAPのドイツ本社と連携して製品開発を進めてきました。ドイツに置くFujitsu Technology Solutions(FTS)内にはデモセンターと検証センターを設置し、お客様がソリューションのデモを体験したり、実データを使って導入効果を確認したりできる環境を整えています。社内にはSAP HANA/BO専任チームを構え、約40名体制で導入を支援しています。すでに導入実績は日本国内を含め、グローバルで13社に上ります(2012年3月現在)」

情報の「見える化」とモバイル機器との連携

富士通ではSAP HANAの効果的な活用例として、SAP BusinessObjects製品とモバイル機器との組み合わせによる情報の「見える化」を積極的に提唱しています。「ユーザーが継続的に利用できる情報活用基盤を確立することが重要です。どれだけ苦労して仕組みを構築しても、分析レスポンスが遅ければユーザーは利用しなくなります。誰でも情報が見られる環境を用意し、いつでも、どこからでも活用できるツールを提供しなければ意味がありません。さらに、情報活用をステップアップしていくには、システムを容易に変更ができる仕組みを整えておく必要があります」と堀之内氏は指摘します。

≫SAP HANAを中心とした情報戦略事例

取材協力していただいたパートナー企業

富士通株式会社

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