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新年のご挨拶

ジャパン・SAP・ユーザー・グループ(JSUG)
JSUGNET会員各位

ジャパン・SAP・ユーザー・グループ(JSUG) 事務局長


 新年明けましておめでとうございます。

平素よりJSUGの活動に多大なご尽力ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて私たちJSUGの2017年度の活動方針の標語である、"デジタル化の波を好機と捉え、自らが変革の舵を切ろう!"、そしてサブタイトルとして"~今こそ問われるIT部門の存在価値~"を、昨年4月から皆さんと共有してきました。
私は、この標語を単なる資料等の飾り言葉で終わってはならないと思ってきました。JSUG会員一人ひとりが、この活動方針の標語の意味を受け止め、行動に繋げて欲しいと思っています。
先のシェラトン都ホテル東京でのJSUG Conference 2017のキーノートセッションのラウンドテーブルの中でも、大変興味深いご意見がございました。『今や企業においてIoTやAI等の個別課題も各所で起きています。それぞれ事業部門が積極的に取り組む事は当然であります。只ここで大切なのは、必ずIT部門が積極的に絡む事が大切であります。』とのご意見でした。私も大賛成です。各事業部門はそれぞれの目的を達成させればそれでOKですが、企業全体で見れば全体最適の視点から程遠く、ましてやデジタルトランスフォーメーションのプラットフォームが効率良く構築出来なければ、折角の貴重なデータやビジネスモデルの共有が出来ません。これは正しくこれまでに統合的なERPが十分出来なかった失敗例の繰り返しになってしまうと思っています。
現在SAPの世界で話題となっているSAP Leonardoはご承知かと思いますが、ここでよく使われる無限大(∞)のマークに非常に深い意味があります。左と右の○がしっかりと手を組み合っていて、正しく左と右の○の概念が相互に連携している姿です。左の○の概念が統合的な経営基盤(ERPシステム)で、右の○が新規デジタルビジネスの取り組みです。
世界の先進企業は統合的な経営基盤(ERPシステム)は既に構築は終わり、今やLeonardoが言うところの新規デジタルビジネスに注力しているところです。日本の多くのユーザーは、まだまだ統合的な経営基盤(ERPシステム)の構築が十分でなく、一方で最近の新しい新規デジタルビジネス取り組みのニーズも大きくなり、IT部門としては、非常に悩ましい状況ではないかなと感じています。しかしこの流れは益々加速してくると思います。
ここで一番大切なのは時間との勝負です。スピードが命とは正しくこの事です。
私が考えるポイントは、
① 統合的な経営基盤(ERPシステム)を速やかに完成させる
  -S/4 HANA等の新体系で
  -早期実現を意識したアプローチが前提
② 企業内のデジタルビジネスにはIT部門として必ず絡む
  -デジタルトランスフォーメーションの企業全体活用の基盤構築戦略が大切
これら二点です。
企業の基幹システム構築において、海外の先進企業と比べると日本の企業は残念ながら周回遅れといわれる事もあります。でもまだまだもりかえすチャンスは十分にあると思います。それを実現するのが、上に掲げた2017年度のスローガンそのものです。
どうか皆さん一歩踏み込んで下さい。そしてIT部門こそが企業の変革のリーダシップをとって欲しいと願っています。

本年もよろしくお願い申し上げます。